オプトエレクトロニクス

私たちが追求しているのは、「光」の可能性。

nittohの基幹技術である「光学技術」に日々磨きをかけ、ハイエンド精密機器に搭載される超高解像度レンズから、月産数百万個に対応するDSCレンズユニットまで、あらゆるニーズにお応えします。製造工程はもちろんクオリティコントロールにも万全の体制を整えています。200インチスクリーンを備えた解像度測定室/X-Ray分析装置/落下・振動試験装置/無響音装置/耐圧(水圧)試験機/温度試験機など最新の検査装置を配備し、最高品質の製品をお届けします。

オプティカルソリューション(研究開発から製造まで)

nittohだからできる。お客様の期待をカタチに。

nittoh研究開発チームに要求されるのは、常に明日の技術です。そのため開発、製造、品質管理すべての担当者が一堂に会し、議論を戦わせる姿も決して珍しくありません。熱い議論のなかから枠にとらわれない発想が生まれることも多いのです。お客様のご要望に応じて、マイスターの技術が光る1点もののレンズなど小規模な研究開発から大規模なプロジェクトまで、フレキシブルに対応します。世界中でnittohにしかできない製品を生み出し続ける。それが私たちの基本姿勢です。

開発実績

nittohは光学設計・メカ設計・電気設計まで一貫した開発体制を整えています。プロジェクターやデジタルカメラ、検査装置などのレンズユニットはもちろん、プロフェッショナル用の映像機器から宇宙開発まで、あらゆるジャンルの光学ユニットのニーズに対応します。
[光学システム設計]各種カメラ・顕微鏡・導光板・自動車関連照明各種ディスプレイ・ヘッドアップディスプレイ・レーザープリンタ・光応用計測器・光応用加工機・光OA機器・光学医療機器・自動分析装置・レーザー応用機器など。
[光学レンズ設計]各種交換レンズ(固定焦点レンズ、ズームレンズ)・ビデオカメラ用レンズ・デジタルカメラ用レンズ・携帯電話カメラ用レンズ・車載用レンズ・コピー用レンズ・ファクシミリ用レンズ・顕微鏡対物レンズ・ピックアップ用対物レンズ・ビームエキスパンダー・接眼レンズ・スキャナー用レンズ・エキシマ用レンズ・照明用光学系・望遠鏡・特殊プリズム光学系・結晶光学系など。

「はやぶさ2」に搭載

nittohの技術が宇宙へ。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」の探査機「MINERVA2」に、nittohが専用に開発した超広角レンズが搭載されています。宇宙の放射線に耐える高耐久性はもちろん、超広角ながら歪みがなく周辺部まで高解像度が得られます。しかも従来の1/3のサイズで重量は約15gと1/10もの軽量化を実現しました。※「はやぶさ2」は、目的地であるC型小惑星(Ryugu)へ、2018年に到着。2020年地球に帰還。

超広角監視カメラ

セキュリティの目として活躍。

nittohが独自に開発した、超広角・低歪曲レンズ「Theia(シーア)」。コンパクトサイズながら、5メガピクセルカメラにも対応する高解像能力で周辺まで歪みのない画像を実現。同じエリアをより少ないカメラで監視することができるようになりました。防犯カメラなどのセキュリティ分野だけではなく、FA(ファクトリーオートメーション)など様々な分野で活用されています。

オプティカルエレメンツ(光学製品製造)

高精度・高性能レンズ技術

丸形状はφ1mm~φ600mmまで、角形状、異形状、長尺物はφ400mm、プリズムは300mm、シリンドリカルレンズは400mmまでの素子サイズに対応可能です。平面、球面、非球面、シリンドリカル面等、様々な形状にも対応。面精度λ/20の高精度を実現しました。国内でも数台しか導入されていないMRF(磁気粘弾性流体研磨機)による超高精度研磨により、φ400mmの大口径レンズでもλ/40の面精度が可能です。

大口径・特殊レンズ技術

nittohでは、国内でも最大級のφ600mmの大口径レンズまで製造可能です。また赤外線用レンズ等に使用されるGe(ゲルマニウム)、Si(シリコン)など金属材料を使用したレンズや医療をはじめ幅広い分野で活躍する石英(quartz クォーツ)などの単結晶原料を用いたレンズ製造体制も整っています。

シリンドリカルレンズ

シリンドリカルレンズは、円筒形の面と直線的な面を併せ持つレンズです。光の入射方向によって、屈折するものと、直進するものとが両立する特殊な性能を持つことで、一方向だけの集光や発散が可能です。レーザープリンタやコピー機等に利用されています。

fθレンズ

レーザープリンタやマーカー等に使用されるfθ(エフシータ)レンズ。f通常レンズの歪曲特性:y=f・tanθに対しfθレンズの歪曲特性:y=fθ(y=像高 f=焦点 θ=入射角度)という特性をもち、レーザーの走査速度を一定に保つことができます。組み合わせるレンズ面の曲率を変えることにより、レンズの中心と周辺部分とで走査速度が一定になるように設計されたレンズです。